タンスの奥に、ずっと眠っていたジュエリーがある。
大切なものだからこそ、簡単にどこかへ持っていく気にはなれなくて。本当に任せられる場所を、ずっと探していた——そんな15年だったそうです。
そんな中、440showroomを見つけてくださり、ご来店いただいたお客様。義理のお母様から譲り受けたジュエリーを、自分と娘ふたりのために生まれ変わらせたい、というご相談を頂戴しました。
お持ちいただいたジュエリーは、なんと21点。
まずはテーブルに並べて、一緒に1点1点確認していくところから始まります。本物かどうか、リフォームできる状態かどうか、石の傷み具合は——。
石と正面から向き合うことで、そのジュエリーが歩んできた時間みたいなものが、じんわり伝わってくるんです。
「これは活かせそうですね」「これは無理をしないで残しましょう」
会話を重ねながら、石仕分けを進めました。
21点のうち、今回リフォームするのは17点。

そこからさらに「どんなジュエリーにしたいか」をじっくりヒアリングしながら、方向性を決めていきました。
「自分と、娘ふたりのために作りたいんです。」
その言葉を聞いたとき、このリフォームがどれだけ大切なものか、改めて気が引き締まりました。義理のお母様の思い出を、自分と大切な娘さんたちへ。ジュエリーに込められた気持ちが、世代を超えてつながっていく。
一旦ジュエリーをお預かりして、デザインを起こし、後日ご来店いただいて数パターンをご覧いただきながらお選びいただく。そうして生まれたのが、10点のジュエリーです。
今回はそのリフォーム物語を、全8回に分けてお届けしていきます。
次回は、深い青が印象的なサファイアリングのリフォームを。クラシカルだった石が、どんなふうにモダンな表情に変わったのか。ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。