存在感のあるジュエリーほど、「素敵だけどつけにくくて」とタンスの奥に眠ってしまうことがありますよね。
今回はそんなお悩みから生まれたリフォーム物語です。
義理のお母様から受け継いだ、大ぶりのマベパールのネックレス。翡翠とルビーのリングも合わせて、ブローチに仕立て直しました。
リフォーム前のマベパールネックレス(お写真左)

「大きすぎて、つけにくくて。」とおっしゃっていたお客様。でも、このマベパールを包み込むゴールドの装飾も本当に素敵で、ここはそのまま活かしたいと思いました。
そして今回合わせたのが、翡翠とルビーのリング。実はこの翡翠のリング、義理のお父様が義理のお母様へ贈った婚約指輪だったそうで。そんな大切な石が、マベパールと一緒にブローチの中で輝いているなんて——聞いたとき、胸がいっぱいになりました。
大きくて丸いマベパールを、どうすればすっきりと見せられるか。
考えたのが、縦ラインを強調すること。ルビーをひと粒ずつ並べた縦のラインを伸ばし、その先に翡翠をあしらいました。丸いマベパールと、シャープな縦の線。この対比が、全体をモダンな印象に引き締めてくれるんです。


大きさはそのままなのに、縦長に見えることで不思議とすっきりする。デザインの力だなあと、仕上がりを見て改めて感じました。
マベパールの存在感を消すのではなく、縦の線を添えることで今の自分らしく纏える一点に。
眠っていたジュエリーが、こうして息を吹き返す瞬間が、わたしは何度経験しても嬉しく思います。
次回は、カメオを主役にしたブローチのリフォームをご紹介します。クラシカルになりがちなカメオを、アシンメトリーでクールな印象に仕立て直したストーリーを。次回もどうぞ。
マベパールブローチのリフォーム
アイテム:ブローチ
素材:K18YG
宝石:マベパール、ルビー、翡翠、ダイヤモンド
制作:約4ヶ月
デザイン:大森香菜江
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