【リフォーム】ひすいのリング

お父様がいつも身に着けておられたひすいのカフス。想いが詰まった大切なものだから、たっぷりと時間をかけて特別なリングを仕立てたいとリフォームのご相談を承りました。ひすいのカフス リフォーム前リフォーム前(上のお写真)

 

ひすいを左右ひとつずつをご夫婦で分けられ、思い思いのリングへ。
普段あまりジュエリーを身に着けられないおふたりのご要望は共通して、突起が無く普段から着用しやすいこと、そこへ 440 らしさを入れて欲しいとのお任せでした。

 

今回のご紹介は、男性様のリング。
お任せと言っても、お父様の思い出や形をデザインに落とし込みたかったので、時間をかけてお話の中でヒントを探り、男性様が度々発せられた「無骨」というワードを引き出すことに成功。もしかしたらお父様の雰囲気をリングに表現されたいのかなと想像を膨らませ、3つのデザイン画をお見せしました。

 

デザイン画をご覧いただくと、思い出が蘇ってきたかのようにデザインのご要望を更にお伺いすることができました。その想いをできる限り汲み取り再度起こしたデザイン画に決定し、丁寧にお仕立ていたしました。

ひすいのリング リフォーム後左:リフォーム後    右:元枠(上のお写真)
ひすいのリング リフォーム後ひすいのリング リフォーム後リフォーム後(上のお写真)

 

艷やかなひすいの美しさが止まることがないように採用した丸みのある覆輪留めは、指当たりが良く普段使いしやすいセッティングです。そこへ左右に大きく広がる3本のアームは指を優しく包み込む大きな「愛」をイメージ。アームの表面にはゴツゴツとした粗いテクスチャーを加え「無骨さ」を連想させ、側面には艷やかな鏡面仕上げを施しました。左右に伸びた3本のアームはリング背面で一つに繋がり、家族への「繋がり」を意味しました。
お仕立てをお任せいただき誠にありがとうございました。

 

※もう片方の女性様のひすいのリングへのリフォームは次回の投稿でご紹介します。
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片方のひすいのカフスをお持込され、リングへのリフォーム(サイズ30号)

メタル:K18イエローゴールド
宝石:ひすい
制作期間:約2ヶ月半
加工費用:312,000円
デザイナー:大森香菜江

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