【リフォーム】特別な日にふさわしいエメラルドのチョーカー ネックレス

みなさま、こんにちは。今日は、ある特別な日にふさわしいジュエリーのリフォームについて、ご紹介します。

半年ほど前、重要な役割を担う大事な日に向けて、絶対に完璧なジュエリーを作りたいという熱い想いを持ったお客様からご相談がありました。多くの来賓が集うその日、お客様は主催者から特別な役目を任されていたのです。私たちはその情熱に応えるべく、全力を尽くしました。

お客様が持ち込まれたのは、お母様から受け継がれたカボションカットのエメラルドネックレスとルース。このネックレスはそのままでも美しさを放っていましたが、お客様は特定のデザインを思い描いてご来店されました。リフォーム前のネックレスリフォーム前のネックレスとルースリフォーム前(上のお写真)

みなさまご存知だと思います英国のダイアナ元妃は、ファッションだけでなくジュエリーのスタイリングでも名声を馳せた20世紀のファッションアイコンでした。特にエメラルドのチョーカーネックレスは、彼女の象徴的な装いの一つ。1911年にインドの王女からエリザベス女王へ贈られたもので、ダイアナ元妃が結婚時に女王から譲り受けたものです。グローバルな活動をされるお客様は、英国で育ったこともあり、王室に親しみを感じておられ、そのチョーカーに特別な想いを寄せていました。

私たちは、そのチョーカーをイメージして、お手持ちのネックレスをリフォームしました。元のネックレスは中央のエメラルドが縦向きに配置されていたこと、エメラルドのまわりの装飾とチェーン部分との対比が気になる点がありました。その点を踏まえて、エメラルドのルースと以前リフォームさせていただいたイヤリングに合わせたデザインをご提案しました。リフォーム後のネックレスリフォーム後のネックレスリフォーム後のチョーカー(上のお写真)

完成したチョーカーは、中央のエメラルドを横向きに配置し、周囲のダイヤモンドとのバランスを見事に調整。イヤリングと同じデイジーのモチーフを用いて華やかさを加え、元のネックレスを活かしつつ、全体のバランスを整えました。ゴールドの輝きがエメラルドグリーンを一層引き立て、洗練されたスタイルに仕上がりました。リフォーム後のネックレスリフォーム後のチョーカー(上のお写真)

お客様からは「これこそ私が思い描いていたもの」とのお褒めの言葉をいただきました。そして、その大切な日には、私たちの仕立てたエメラルドチョーカーを身に着け、そのチョーカーに合わせて仕立てたというグリーンのイブニングドレスに身を包んだ素敵な姿を見せてくださいました。

この度は、大切なジュエリーを特別な日にふさわしい逸品に仕立てるお手伝いをさせていただき、誠にありがとうございました。

では次回のブログでお会いしましょう。
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エメラルドのチョーカー ネックレス
ネックレス
メタル:K18YG
宝石:エメラルド、ダイヤモンド
制作期間:約3ヶ月
デザイン:大森香菜江

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