皆様、こんにちは
デザイナーの大森です。
厳しい暑さが続きますが、どうかお身体にご自愛くださいね。
今日もリフォーム事例をご紹介いたします。
かつてお気に入りでよく身に着けていたものの、最近は出番がなくなってしまった色の異なる2つのパールリング。
リフォーム前のリング
そんな大切なジュエリーを持ち込まれたお客様からのリクエストは、これらをイヤリングにリフォームすることでした。
約16mmと大粒のパールリングは、どこかフォーマルな印象を与えるものでした。
以前はそのフォーマルさが魅力だったものの、今はそうした場も減り、思い切って左右で色の異なるイヤリングを作りたいとのことでした。
お客様のご要望とファッションや生活スタイルをお聞きした上で、お仕立てしたイヤリングは、左右異なる色の大粒パールという個性的な特徴を活かしつつ、デザインはあえてシンプルに。
リングにセットされていたテーパードバケットカットとマーキスカットのダイヤモンドも余すことなく活用し、パールの下部にランダムに配置しました。
このダイヤモンドたちがまるで踊っているかのように動きを持たせ、シンプルながらも華やかな印象を演出しています。
リフォーム後のイヤリング
完成したイヤリングを手に取ったお客様は、「モノトーンのファッションのアクセントに映えそうね」と大変ご満足いただけました。
大切なジュエリーをリフォームすることで、時を重ねた今でも心地よく身に着けられる形に生まれ変わりました。
このリフォームを通じて、お客様の大切なジュエリーに新たな愛着が生まれる瞬間に立ち会うことができました。
眠っているジュエリーに新たな命を吹き込んで、再び輝きを放つ瞬間を迎えてみてはいかがでしょうか?次回のブログもお楽しみに。
新たなリフォームストーリーをお届けしますので、どうぞご期待ください!
パールイヤリングのリフォーム
アイテム:イヤリング
素材:K18WG
宝石:パール、ダイヤモンド
制作期間:約1ヶ月
デザイン:大森香菜江