皆様、こんにちは。
デザイナーの大森です。
前回ご紹介したオパールリングのリフォームは、ご覧いただけましたか?
ウォーターオパールの遊色がプラチナの優雅な曲線に包まれた美しいリング、実はとてもご好評をいただきました。
さて、今回はそのお客様から、もう一つ素敵なリフォームのご依頼をいただいたのでご紹介させてください。
お持ち込みいただいたのは、大ぶりな水色の透明石のルースと、オレンジ色が鮮やかなメキシコオパールのリング。
リフォーム前のジュエリー
このふたつの宝石を合わせて、特別なネックレスに仕立てたいとのご希望でした。
素材はプラチナをご指定いただき、「あとはおまかせで!」とのこと。
こういったご依頼はいつもワクワクします。
大切なジュエリーをお預かりし、宝石をじっくり眺めていると、その中に隠された美しさや個性が語りかけてくるんです。
まるで宝石と会話をしながらデザインを考えるような、そんな気持ちです。
今回は、3つのデザインを考案、その中からお客様に選んでいただきました。
お選びいただいたのは、シンプルながらも個性が光るデザイン。
大ぶりな宝石たちが持つ存在感を引き出すため、装飾は控えめにしつつ、ユニークな斜めのセットに仕上げました。
リフォーム後のネックレス
宝石たちがまるでおしゃべりをしているかのように、楽しい動きが感じられるデザインです。
また、オパールのリングに使われていたバケットカットのダイヤモンドも、チェーン部分に活かして、全ての宝石を無駄なく使いました。
主役はもちろん、水色の透明石とオレンジのオパール。
その存在感をそっと引き立てているのが、ダイヤモンドです。
まるでスポットライトのように、ダイヤモンドが主役である宝石たちを照らし、美しい輝きを添えています。
リフォーム後のネックレス
完成したネックレスをご覧いただいたお客様にも大変喜んでいただき、「普段のお洋服にも合わせやすそう」と嬉しいお言葉をいただきました。
水色とオレンジの2色の組み合わせが、どんなスタイルにも映えること間違いなしです!
そして、実はお仕立てをお任せいただいたのは、まだあります!
次回のブログも、どうぞお楽しみに。
水色透明石とオパールのネックレスのリフォーム
アイテム:ネックレス
素材:Pt950、Pt850
宝石:水色透明石10.11ct、オパール1.66ct、ダイヤモンド0.18ct
制作期間:約2ヶ月
費用:税込345,400円
デザイン:大森香菜江