【リフォーム】サファイアの花の息吹

こんにちは、
デザイナーの大森です。

イベントが終了し、440showroomも日常に戻りつつある今日この頃。少しずつ皆様にリフォームの事例をご紹介できればと思っております。本日のブログもどうぞお付き合いください。

ジュエリーにお困りの際は、いつも440showroomに駆けつけてくださるお客様。まるで専門医のように信頼関係を築くことができたお客様からのご依頼のリフォーム事例です。

ご相談いただくご依頼は、いつも挑戦的で創作意欲を刺激されます。

最近、10ctの美しいサファイアのルースを持ち込まれたお客様から、華やかなリングにしたいとのご相談がありました。テーマは「ある程度のゴージャス感」。あとはお任せで、ということで、以前リフォームした際に余ったPtのネックレスパーツとダイヤモンドのルースも一緒にお預かりしました。

リフォーム前のサファイアのルースとネックレスパーツ

 

ここから我々の腕が試される瞬間です。
お客様の雰囲気、ファッション、お仕事、趣味などからインスピレーションを得て、2つのリング案を考案しました。

主役のサファイアを引き立てつつ、残っている材料を活かしながら華やかさを演出し、平凡にならないデザインを目指しました。

最終的にお客様にお選びいただきお仕立てしたのは、サファイアにPtのネックレスパーツを纏わせ、大胆にパーツの先をはみ出し、その先にイエローダイヤモンドを揺らすデザイン。

リフォーム後のリング



指に通したときにイエローダイヤモンドがスムーズに揺れるように工夫し、まるで大輪の花が花びらを落とすまでの美しい生命の息吹を感じさせる仕上がりにいたしました。

リフォーム後のリング

 

サファイアをセッティングする爪にはYGを採用し、イエローダイヤモンドとリンクします。

 

完成したリングを手にしたお客様は、一瞬息を呑み、その後大きなため息をつかれました。ドキドキしながらお顔を見ると、「想像以上ね。説明もいらないわ。」と温かいお言葉をいただきました。華やかな場や海外でのお仕事が多いお客様だからこそ、こんなに華やかで個性的な作品が生まれました。

リフォーム後のリング

 

お客様にぴったりのデザインを提案できる完全おまかせのリフォームやオーダーは、創作意欲を掻き立てる一方で大変緊張しますが、それ以上にワクワクします。お互いの信頼があってこそ成立するプロセスです。

初めてリフォームをご相談される方は、少し不安かもしれませんが、どうぞお気軽に想いやご希望、趣味、生活スタイルなど、たわいもないお話をどんどんお聞かせください。不安要素を一つでもなくし、丁寧なプロセスで進めていきます。お気軽にご相談くださいませ。

ジュエリーの夢が広がる440showroomで、あなたの特別な逸品を一緒に作り上げましょう。
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サファイア リングのリフォーム

アイテム:リング
素材:Pt950、Pt900
宝石:サファイア10ct、ダイヤモンド

制作期間:約2ヶ月
デザイン:大森香菜江

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