こんにちは、デザイナーの大森です。
今日は、長年ジュエリーに携わってこられたお客様からご依頼いただいた、贅沢なルビーとダイヤモンドを使ったステーションネックレスのオーダーメイドストーリーをご紹介します。
ジュエリーを知り尽くすプロからのオーダー
今回ご相談くださったのは、440showroomをオープンする前から20年以上のお付き合いのあるお客様。ジュエリーの豊富な知識を活かし、似合うものを見極めてご提案される“ジュエリーコーディネーター”としてご活躍されている、まさにジュエリーのプロフェッショナルです。
そんなお客様が、「このルビーたちを使ってネックレスを作りたいの」と、お持ち込みくださいました。以前に弊社社長よりご購入いただいたハートシェイプルビーのルース(裸石)5石と、お手持ちのダイヤモンドです。
どれも、ひとつひとつが主役になれるほど美しく、見ているだけでうっとりするような宝石たちでした。

リングの主役を、あえてネックレスに
ルビーは、すべてミャンマー(ビルマ)産。
深みのある赤が印象的な、上質なハートシェイプです。
本来であれば、ひと粒ずつリングに仕立てても映えるようなルースたち。
それをあえて「首元にさらりと着けたい」と、ネックレスのご希望をくださったところに、ジュエリーに親しんでこられた方ならではの感性と贅沢さを感じました。
ダイヤモンドは、ラウンドとバゲットをミックスして配置。
シンプルな中にもリズムと立体感が生まれ、上質さの中に軽やかさが漂うデザインに仕上がりました。


動くたび、物語がきらめくネックレスに
完成したステーションネックレスは、愛らしいハートルビーの可憐さと、ダイヤモンドの凛とした輝きが見事に調和。少し長めに仕立てたことによって、ふとした仕草で胸元に揺れが生まれ、動きの中でジュエリーが自然に語り出すような、そんな仕上がりになりました。


ジュエリーの魅力を熟知されているお客様だからこそ、石選びもデザインも、とても明確。その審美眼と感性に導かれながら、唯一無二の美しさをかたちにできたこと、本当に光栄でした。
このたびも、大切なジュエリー制作をお任せいただきありがとうございました。
それでは、次のブログもお楽しみに。
ルビーとダイヤモンドステーションネックレスのオーダーメイド
アイテム:ネックレス
素材:K18YG
宝石:ミャンマー(ビルマ)産ルビー、ダイヤモンド
制作期間:約2ヶ月
デザイン:Hidetaka Komiyama