皆様こんにちは。
デザイナーの大森です。
前回投稿の『甘くないからこそ似合う、『440 Basic - Loaf リング』』は読んでいただけましたか?
シンプルな美しさやデザインの誕生秘話をお楽しみいただけたなら嬉しいです。
今日は、その『440 Basic - Loaf リング』に興味を持っていただいたお客様からお預かりした、ダイヤモンドリングのリフォームについてお話しさせていただきます。
なんと広島県からお越しいただいたお客様。
Instagramで以前から私たちの活動を見てくださっていたようで、上京のタイミングに合わせてご相談にいらしてくださいました。
実際にお話を伺うと、『440 Basic - Loaf リング』のデザインをすでに決めてくださっていたとのこと。
お持ち込みいただいたのは、0.34ctのダイヤモンドがセットされたリング。
リフォーム前のリング
「母の大切なリングを生まれ変わらせ、娘に譲りたい」とのご要望でした。
シュガーローフを模したゴールドのローフにダイヤモンドのサイズ感がぴったり合い、お客様のご要望通りに制作を進行。
ダイヤモンドを正確にセットするため、1ミリ単位の調整を重ね、ぷっくりとしたゴールドが光を柔らかく反射する仕立てに。
その仕上がりは、まるで母の愛情が形になったよう。
眩い輝きのダイヤモンドを包み込むデザインは、優しさと力強さが共存した温かい作品となりました。
リフォーム後のダイヤモンドリング
完成したリングは、大切に梱包し、お嬢様のもとへお届けしました。
後日、「娘もとても喜び、大切にすると申しております。母の大切な指輪を素敵にリフォームしていただき、娘に譲る事ができて、私の両親も喜んでいると思います。」との温かいメッセージをいただきました。
母から娘へ、そして未来へ――ジュエリーが紡ぐ物語をお手伝いできることに心から感謝しています。
これからも私たちの活動が、新たな想いを繋ぐ架け橋となりますように。
それではまたお会いしましょう。
ダイヤモンドリングのリフォーム
アイテム:リング
素材:K18
宝石:ダイヤモンド0.34ct
制作期間:約1ヶ月半
費用:税込198,000円
デザイン:大森香菜江