こんにちは、
デザイナーの大森です。
今日は、複数のジュエリーからロンドンブルートパーズが主役のネックレスへと生まれ変わったリフォームストーリーをお届けします。
あの頃のジュエリー、今の私にもう一度。
「昔買ったけれど、今はほとんど使っていなくて……」
「片方だけになってしまったイヤリングもあるんです」
そんなお悩みから始まったご相談でした。
時の流れとともに、ライフスタイルや好みが変わるのは自然なこと。
でも、使わなくなったジュエリーにも“思い入れ”や“可能性”がちゃんと残っています。
今回は、そんなジュエリーを「今、心から身に着けたいと思えるカタチ」に生まれ変わらせることにしました。
集まったのは、深い青とやさしい光
お持ちいただいたのは、
深い青が印象的なロンドンブルートパーズのネックレス、
透明感のあるローズカットダイヤモンドのリング、
そして片方だけになったイヤリングが2つ。

「これ、どうにかなりますか?」
そんな言葉とともに始まったリフォーム。
まずはマーキスカットのロンドンブルートパーズを主役に、
そこに儚くきらめくローズカットダイヤを添える──
深い青とやわらかな透明のコントラストを想像しただけで、
心が躍りました。
“好き”のヒントは、Actチャームから
店頭でさまざまなジュエリーをご覧いただく中で、
お客様の目がとまったのは、当店のActコレクションのチャーム。

ペアシェイプの1粒ダイヤが光る人気のデザインですが、
今回は「手持ちの宝石をできるだけたくさん使いたい」というご希望。
そこで、Actのフォルムや地金の“ぽってり感”をヒントに、
2種類のデザインをご提案しました。
1つは、Actの形を活かして宝石を散りばめたデザイン。
もう1つは、華やかなパヴェセッティング。
「どちらも魅力的!」と、数日間じっくり悩んでくださったお客様。
最終的に、Actらしい丸みのあるフォルムに宝石を散りばめたデザインに決まりました。
深い青を包み込む、やさしい光
完成したネックレスは、
ペアシェイプの中でロンドンブルートパーズが静かに輝き、
そのまわりをローズカットダイヤとメレダイヤが包み込むようにセッティング。
存在感のあるフォルムに合わせて、
70cmのボリュームあるチェーンを組み合わせ、
バランスのとれたロングネックレスになりました。
深い青とやさしい光が響き合い、
胸元でそっと輝く一点ものに仕上がりました。



ふたたび、日常に寄り添うジュエリーへ
「悩みましたが、こちらに決めてよかったです」
そう言っていただいたとき、私もほっと嬉しくなりました。
思い出とともに歩んできたジュエリーが、
今の自分に心地よく寄り添うカタチで蘇る──
それがリフォームの魅力だと思います。
またひとつ、新しい物語が始まりました。
次回も、新しい物語の始まりをご紹介しますね。
どうぞお楽しみに。
ロンドンブルートパーズネックレスのリフォーム
アイテム:ネックレス
素材:K18WG
宝石:ロンドンブルートパーズ、ダイヤモンド
制作期間:約3ヶ月
費用:440,000円
デザイン:大森香菜江
※本記事でご紹介しているジュエリーは、制作時期と投稿時期に差があるため、地金価格や宝石の相場変動により費用が異なる場合がございます。また、宝石の大きさ・サイズ・デザイン内容などもお客様ごとに異なるオーダーとなります。
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